よくある質問と回答

こちらでは、タイでのプロパティの購入をお考えのお客様より寄せられた、よくある質問とそれに対する回答が掲載されています。
1. 外国人はタイ国内の不動産を購入できますか?
はい。コンドミニアムに分類される建物では、デベロッパーは建物内の部屋の49%まで自由保有権ベースで外国人に売ることが出来ます。残りの51%はタイ国民、もしくはタイ国内の企業に売却されなくてはなりません。このタイ企業に関しては、外国人シェアホルダーが所有する割合が49%以下でなくてはなりません。各部屋が「外国人所有」か「タイ企業所有」かによって各プロジェクトの価格や支払条件に違いがあるのは、このような理由からです。
この条件はコンドミニアムビルの部屋にのみ適用されるものです。通常の場合、外国人がタイ国内に土地を所有することは不可能ですので、個人所有の土地区画に建設された戸建て物件や別荘は、タイ企業名義でのみ購入することができます。
2. タイに滞在するためのビザを取得できますか?
はい。1回の滞在期間が30日以内の短期間滞在を予定されている場合、ビザは簡単にそして低価格で入手することが出来ます。詳しい入手方法は、自国のタイ大使館にお問い合わせ下さい。さらに長い期間滞在する予定の場合には、3つのオプションがあります。
不動産購入の資金も含めて、1000万タイバーツ/3000万円(3円/THB)以上をタイ国内で投資した場合は、Investor Visa(投資家ビザ)を申請する資格があります。このビザを持っていると、1年間の滞在が許可され、1年ごとに更新することが永久に可能となります。
年齢が50歳以上で、不動産購入の資金も含めて、850,000タイバーツ/255万円(3円/THB)以上をタイ国内で投資した場合は、Retirement Visa(リタイアメントビザ)を申請する資格があります。このビザも同じように、1年間の滞在が許可され、1年ごとに更新することが永久に可能となります。
上記のどちらにも当てはまらない場合でも、Education Visa(学生ビザ)を入手することが可能です。このビザは毎年約$1,000の費用がかかりますが、永久に更新することが出来ます。
長期間タイ国内に滞在する予定の場合は、不動産を購入する前に有資格の移民問題専門の弁護士に相談することが大事です。
3. タイ企業を利用してプロパティを購入することは安全ですか?
はい。実際にタイ国内には、何十年もの間、この方法を利用して外国人に購入され、所有されているヴィラが数多く存在しますが、所有権の問題が発生したことは一度もありません。しかし、外国人バイヤーが企業とその資産(購入するプロパティ)を完全にコントロールすることが出来るように、プロパティを所有している企業が、正当な方法で設立されたものかどうか弁護士に調査してもらうことがとても大事です。
4. タイでプロパティを購入するにあたって支払わなくてはならない税金について教えてください。
建設前売り出し中のプロパティに関しては、プロパティがあなた名義で登録される際に、土地管理局へ支払うべき税金が3種類あります。Transfer Fee(譲渡手数料)が2%、Special Business Tax(特別事業税)が3.3%、そしてStamp Duty(印紙税)が0.5%なので、合計6.3%の税金を支払うことになります。これらの税金はバイヤーとセラーで分けて支払います。各主要デベロッパーは、各自異なった方法で分割の割合を決定していますので、バイヤーが支払う税金は最低で1%から最高で6.3%とばらつきがあります。
これらの割合はプロパティの評価額をもとに計算されています。評価額は通常の場合、実際の購入価格より少し低めです。これらの税金は、プロパティが正式に登録されるまで支払われる必要はありません。正式な登録は、通常3~6か月ほどかかりプロパティの引き渡しの後に行われます。
タイでは、プロパティの購入後に毎年財産税などを払う必要はありません。購入後の追加出費といえば、ビルの維持費や、生活に使用する光熱費ぐらいです。
5. タイでプロパティを購入するにはどのような手続きをするのですか?
購入を希望するプロパティを見つけたら、簡単な予約フォームを記入し、返金可能な予約金を支払います。予約金はだいたい50,000タイバーツ/15万円(3円/THB)ほどです。それから、契約書が届きます。契約書の内容にご満足いただけたら、ご署名後、返送し(Eメールによる返送も可能です)、頭金を支払います。頭金は通常、購入価格の約20~30%ほどです。
プロパティが建設中の間も定期的に中間納付をする必要があります。プロパティが完成したら購入金額の残高をすべて支払い、新しいご自宅の鍵を受け取ります。お部屋があなたの名前で登録された時に、土地管理局に税金を支払います。(詳しくは上項目をご覧ください。)
6. タイへの送金方法を教えてください。
外国人がタイでアパートを購入する場合、購入資金はすべてタイ国外から発生するものでなければならない、という条件があります。ほとんどのバイヤーは自国の銀行口座からの国際送金を利用して、デベロッパーの銀行口座に支払額を振り込みます。どこの国の貨幣でも、タイの口座に振り込まれる際に自動的にタイバーツに換算されます。
外国人がタイ国内で銀行口座を開設することも可能です。まずご自身のタイの銀行口座に資金を振り込みたい場合は、その資金が不動産購入のために使用されるもので、タイ国外で発生したものだという証明書を銀行に発行してもらう必要があります。
7. Sinking Funds(修繕積立金)とMaintenance Fees(管理費)について教えてください。
Sinking Funds(修繕積立金)は、将来必要となる建物の修理や改善(数年ごとに外壁を塗りなおすなど)のために、積み立てておく資金のことです。Sinking Funds(修繕積立金)は、アパートの引き渡しの際に支払います。アパートのサイズによってSinking Funds(修繕積立金)の金額は変わってくるので、1平米毎の金額で示されます。
Maintenance Fees(管理費)は日々のプロジェクト運営や管理(警備員、受付、清掃員の賃金、プールの維持費、エレベーターの電気代など)に必要な費用のことです。Sinking Funds(修繕積立金)のと同じく、アパートの平米数をもとに計算されており、1か月分の金額が示されています。大抵のデベロッパーは、アパートの引き渡しの際に1年分のMaintenance Fees(管理費)の前払いを求めます。そのあとは年に1度支払います。
8. 投資物件として購入したプロパティを貸しに出すことは可能ですか?
はい。タイの主要なデベロッパーは投資家のための賃貸の仲介サービスを提供しています。彼らはあなたの代わりに、すべての賃貸運営業務を担ってくれます。プロパティの管理から、賃料収入を指定の銀行口座に振り込むところまで、すべてお任せできます。国中の都市で、賃貸物件への需要は絶えず高く、様々な価格帯の賃貸物件が求められているため、彼らが管理する賃貸物件の占有率は常に高いのです。Bangkok(バンコク)の総賃貸利回りは4%~8%と物件のサイズやロケーションによって幅があります。一方Pattaya(パタヤ)での賃貸利回りは年利6%~10%と、さらに高くなっています。